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夏が終われば秋が来るものだと思っていたけど。

夏と秋の間には幾つもの、季節のなり損ないみたいな時間がある。どうもスッキリしないのはそういうものの所為だろうと思う。早く秋になったら良いのにと思うんだけど、秋はぼうっとするからよく怒られる。ぼうっとするのは生まれた頃だからだなって決め付けてるけど誰もそんな話聞きたくないらしい。怒ってるから。

最近すごく恐い。色んなものを忘れてる気がする。いや実際に忘れてる。でも何を忘れてるのか思い出そうとすることがめんどくさい。あと恐い。思い出したら考えずにいられなくなりそうだから。考えたくなくて箱にしまったことなんて思い出したら考え出すに決まってるよね。嫌だ嫌だ嫌すぎる。思い出したくないな思い出したくない。でも思い出すんだこういう時って絶対。思い出さないでいることが恐くなって思い出すことの恐怖にそれが勝っちゃって思い出すんだ絶対。それで考え出す。考え出したらもうそこからは地獄。生きて帰って来られると良いなって感じ。

例えばピンクチャンネルみたいな安いプレイならいくらでも再現する自信があるけど、こんな自信は質屋に出したって一文の得にもなりゃしない。金にならない自信は要らないって最近思ってる。でも一つだけ、お金になんかならないけど欲しい自信がある。ただこればっかりは死ぬまで手に入らないかもしれない。

人生は旨く出来てて、心のママはまあ頑張りなさいなって煙草咥えながら笑うけど、私はまだまだ不安である。

頑張れますように。