2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

世間はもうとっくにバレンタインモードだ。イベントごとなんて楽しんだもん勝ちだと思うけど、私にはまだ些か早い。不安について書いたら最後は自分を鼓舞するような文章で〆るようにしているけれど、それは体裁と不安定な心境を整えるための刷り込み行為で…

私には子どもがいる。私にとって唯一、何の疑問も疑いもなく宝物と断言できる存在である。今の私が笑ったり泣いたり怒ったりする生活を送れているのは紛れもない、この子のおかげだ。Twitterでの私を知っている人たちにはこんな女が母親か子どもが可哀想だと…

この指輪の意味は、私だけが分かっておけばいい。分かっているのに時々、これからどうしようと思うことがある。どうなるのだろうと思っているのはいつものことだし、どうしようと思う時の方が不安だ。一人でないことは知っている。贅沢な話だ。でも、それで…

別段、変わった事があるわけではない。日常があって、それが時々面白く、時々陰鬱としているだけの話。煙草の煙が光を追うように、弱々しくおどろおどろしく、私も何かを追っている。眼鏡が曇っているのか、煙草の煙が目を覆っているのか。目に染みて涙が出…

東京。主要な街に人が密集しているせいか狭い所だと考えていたけど、やっぱり狭いだろう。ライトが常に何処かで点いていることに落ち着かないか安心するかで測る心の波。狭い話だ。とある小説の、影響を受けているのか、そもそもその小説が語っているライン…

鳥居が紅い理由を、彼に話した時のことを時々思い出す。私は普段、彼から色々なことを教えてもらうことが殆どで、私が彼に彼の喜ぶ知識を話して聞かせることは滅多になかった。その日、彼とは音楽の話をしていた。私がイメージする陽気なそれとは毛色の違う…