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鳥居が紅い理由を、彼に話した時のことを時々思い出す。私は普段、彼から色々なことを教えてもらうことが殆どで、私が彼に彼の喜ぶ知識を話して聞かせることは滅多になかった。その日、彼とは音楽の話をしていた。私がイメージする陽気なそれとは毛色の違う、彼が初めて教えて聞かせてくれたとあるラッパーの曲について。そのラッパーはその曲の歌詞で渋谷について説いていた。私たちは一見意味不明に読めるその歌詞の解読をし始めた。その最中、渋谷には神社が多いということがキーになるであろうポイントがあった。そこで私が父から聞いた、鳥居が紅い理由について話して聞かせた時、彼はとても興奮して、知らなかったと喜んでくれた。私はそれが嬉しくて、電話越しにニコニコ笑っていた。

年が明ける前にカタをつけなければならないことがあったけど、結局明けてしまった。でも、もうじっくり路線でいくことにした。焦ると間違えるから。心のママや私をよく知る人の言うとおり、諦めないことだけは胸に止めて。

不安定といえばそうなのかもしれないけど、私は今までの生活を振り返って今の生活はだいぶ安定したと思っている。それは私の心の安定と、家族のリズムが戻ってきたことと、大切な子の成長によるものだと思う。

良くないなあと思いつつも、禁煙をやめた。これは本当に良くないことで、それは体に害があるからということよりは、煙草を吸うことに再び頼ることを許したところにあって、これは薬の時もお酒の時もそうだったけれど、私は頼りだすとすぐに依存してしまうから、だから良くない。ただ一つ、今の私には可愛いストッパーがいるから以前のように沈んでしまうことはない。それが私をコントロールしてくれていると思う。

成人式があるね。地元に帰ったりする人もいて、成人式はいいものだという人が多い。私はあまり、いいものではないと思う。というか、いいものじゃなかった。会いたい人には個人的に会えたらいい。まあ、成人式がそのスタートラインを引いてくれるなら、成人式はいいものなんだと思う。

外に出ると人がいる。互いに関係ないと思いあっている人たちがうごうごしている。これは気持ち悪いけれど、安心させてくれたりもする。関係することは大変なことだ。私は友人が少なくて良かったと思う。私みたいな人間は、誠意をもって人と付き合うためのHPが少ないから。ダメな人間だなと思うけど、あんまり自分を卑下することは私を評価してくれている友人に失礼だと、考えられるようになってきた。


酔いも醒めて熱も下がってきた。寝坊に注意。