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台風で近所の金木犀は殆どその花を散らしてしまい、金木犀の写真を撮り損ねたことを後悔している間もなくしかしもう冬が来そうである。

一年が早くなり、年を感じている。あっという間に2歳になった息子、私ももうすぐ24になってしまうらしい。大人にならなければという気持ちと、いつまでも子ども心を忘れたくないという思いが交錯したまま年明けを迎えそうな予感がする。

私は毎日幸せなんかでなくていい。一年に一度でも十分過ぎるくらいだ。ただ穏やかな日はできるだけ多くしたいと思う。最近ようやく、笑えるようになってきた。例えば笑えなくなって、その間いつも私は忘れてしまう。ちゃんと戻れることを。少し話しはずれるけれども、私が今最も治すべき悪癖は、やるべきことを先送りにして一旦逃げるということだと母に言われた。その通りだ。ビョーキがどうのと言う前に、これをどうにかしないと、いやこれをどうにかすれば、頭のキノコも小さくなっていく気がする。

秋服を少し出した。寒い日が続いているけれども、この時期が一番好きだ。


早く歯医者の治療、完了しないかなあ。

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本当だったら自分への誕生日プレゼントって自分の稼いだお金で買う物なんだけど、脛を齧ってしまいました。
限定リトルミィデザイン。普段グロスはつけないしゃ子ですが、まあオルビスさんの薬用グロス的なものなので(っていうかリトルミィデザインなので)これを機会に大嫌いなこの唇もケアします。
有難うお父さん。

外ではもう金木犀の香りがしている。一時期、通学路にあった金木犀が友達だった私は金木犀の香りが好きだし嗅ぐと少し安心する。それはたぶん少し切なくなるからだと思う。

鬱だの育児ノイローゼだのADHDだの統失だの自失だの睡眠障害だの、そういった類の病名なんてつけなければ結局は全部頭に穴やらキノコがありますよってことだろう。なら埋めればいいし、引っこ抜けばいい。簡単じゃなくても出来ないことじゃない。はず。言い聞かせる、信じ込ませる、これは時にとても大切だ。


今年の冬は、日帰りでも構わないから温泉に行きたいな。肩凝りに効くお湯がいい。もう身体は年寄りです。


それでは、本日タイトスカートがイマイチタイトになってくれなくて悲しくなったことを箱にしまっておやすみします。



B級ゾンビ映画で爆笑したい。

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まだギリギリ学生だった頃の写真があった。確かこの時、隣のベンチにはアベックが仲良く弁当を突き合って他愛もない話をしていた。真ん中の弟は今日から後期が始まるそうだ。弟には頑張って卒業して欲しいけれど、願わなくともあの子はちゃんと卒業するのだろうな。部活もやって、教職課程もとっていて、しっかりしている。

それにしても、もうそんな季節なのか。
私はというと、この一週間弱、鬱屈した気分から抜け出せないまま、一昨日からは歯痛、歯痛による発熱、左脚の打ち身、右の骨盤の痛み、生理痛と追い討ちファイブボンバーを喰らっていて仮死寸前である。でも休みだった歯医者がいよいよ本日10時から開業再開なので、目が覚めた5時からスタンバイしている。一刻も早くこいつ(憎き虫歯)を退治すれば、少しはマシな気分にもなるだろう。あと約2時間半の辛抱だ。

しかしまあいつも痛い目をみてからでないと動かないのは、私の悪癖というか悪性である。

積ん読している本が大量にあって、どれか一冊でも読み切りたいのだけどどれにも手が出ない。去年の誕生日プレゼントとしたもらった2冊の本もまだ読んでいない。ゆっくり本を読むか、何も考えずただぼうっと映画を観るかしたいはずなのだけど、いざやってみるかとなっても面倒になってしまう。


アイマス、結局課金しました。お父さん、お母さん、ごめんなさい。叔父からの臨時収入で賄います。陳謝。

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鈴虫の声はまだ耳に懐かない。昼間、公園へ出向けば今年最期の蝉が鳴いているし、街へ出れば肌を露出した女性もまだまだ少なくない。それでも夏は終わった。あともう少しで、切なくも落ち着いた空気が流れ出す。

秋が好きだ。以前にも書いたような気がするがそれは生まれ月だからか、金木犀に並々ならぬ思い入れがあるからか、体質に合っているからなのか。秋は何より色が好い。歩く人々の服の色も、植物たちの色も、空の色もビルとビルの隙間から見える夕日の色も、どの季節より一番落ち着くと思う。今年の秋は穏やかに過ごしたいなと思うけど、どうかな。大きく変われなくても、一先ずでも、穏やかに過ごしたいな。

鬱屈した期間を抜け出した途端、苛々期間に入ってしまって頭を抱えている。馬鹿みたいな話だけどこれが結構しんどい。薬や酒で紛らわすことも深夜にしか叶わないけれど、例えば悲しいとか苦しいとかまして死にたいだとかは、言いたくないしもう言ってはいけないと思ってる。辛いのは私の脳味噌のせいで、私にはそれでも絶対的な幸せの存在があって、それでまだ何を嘆いていいというのだろう。いっそ泣いてしまいたいと思っても、泣きたくない私の目から涙は出ない。

先日、東京おもちゃ美術館というところへ息子と二人で行ってきた。非常に楽しかったが、帰りは私一人何故かへろへろになっていた。鉄分鉄分。血が足りないんだ。そうだ私に血をくれ肉をくれ。



お父さんに鉄分のタブレットを頼みました。

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夏の終わりが来た。鈴虫が鳴いている。私は今年もまた、似たような夏を過ごしたようなそんなこともないような、そんな感じだ。

夏の終わりが来ると、あっという間に秋になり、私と息子は一つ歳をとる。私はもう24になる。二十歳を過ぎたらあっという間、なんて言葉を誰もが口にするけれど、子が産まれてからはもっと速まったように思う。
きっと気が付く頃には40を越えていて、その時の私が現在の私をどう評価するのかを思ってみるけれども、正直に言ってしまえば、それよりも40を越えた私が真っ当に生きているかということの方がまだ少し不安だ。

先日の診療で、ADHDとの診断を受けた。長年疑っては認めたくなくて何かやらかす度に自責し改善に努めたり時には逃げ出したりしてきたが、それはこの先も変わらないだろうと思う。もちろん自責し過ぎるのもまして逃げ出すことなどもうしないと覚悟して。
病気に甘えたら終わりだ。祖母を見ればすぐに分かる。祖母のようにはなりたくない。私は一番似ているから、きっと私が一番彼女を恐がっている。私は彼女のようになりたくない。彼女のようにはなりたくない。

自分の診断結果を受けて、自分より不安なことが一つあるけれども、もしその不安が的中してしまうようなことがあった時のためにも、私が早くしゃんとしなくては。

真面目な話をしたけど、ここ最近の私は野生の猿並みに煩く陽気なようでそろそろ家族から冷たい目で見られそうである。なんということか。娘が元気、姉が元気、良いことではないか。


明日の夜食はシナモンドーナツだよ。

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夢ごこち杏仁豆腐を食べて夢を見た。

先日、さよなら渓谷というずっと観たかった映画を観た。椎名林檎さんが映画と主演の真木よう子さんに提供した楽曲、幸先坂はエンドロールにのみ流れた。
ネタバレになるので今後観ようと思ってる方はここでおしまいにしてね。

簡単に、本当に簡単に内容を話すと、高校時代の真木よう子(以下かなこ)が大学生四人にレイプされ、その後悲惨とも言える人生を送り大人になり精神病も患っていたのだけれども、レイプした中の一人尾崎は当時のことを心から悔いて罪悪感に苦しみながらも社会人をやっていた。

尾崎はある時、かなこが入院していることを知りそこに何度も手紙を渡そうと通いつめていた。もちろんかなこは取り合わず、手紙だけがかなこに届くような形のまましばらくが過ぎる。

実家に戻りしばらく、とうとうかなこは何かが切れて実家を飛び出し、尾崎に連絡をする。何でもしてくれるんでしょ?!と怒鳴るように訴え泣くかなこに、尾崎は黙って頷き、一文無しのかなこの行くままにあとを着いて行く。

長い時間をかけて最終的にたどり着いたのは何処かもわからない田舎の小さなアパートの前で、かなこはそこに住むという。そして、いつしか芽生えていた「何か」に突き動かされ二人はそこで突然セックスする。そしてそのまま一緒に暮らし事実婚を始める。レイプ事件の被害者と加害者が二人で、事実婚までして暮らし始めたのだ。

二人を紐解くのはとある冴えないライターの男性とその後輩の女性ライターなのだけど、このまま行くと全部書かなきゃならなくなるのでやめておく。

終盤、ライターの二人にかなこは上に書いたことを含めた二人の一切を話して聞かせるのだけど、男性ライターが何度も「それで幸せなのか」と尋ね、かなこは「私たちは幸せになるために一緒にいるんじゃない。」と答える。

そうしてすぐ、かなこは二人のアパートを出て行ってしまう。さよならとだけ書かれた置き手紙を残して。尾崎は現れた男性ライターにのどうしてですかという問いに、「幸せになりそうだったからですよ。」とだけ答える。「不幸になる約束だったから」と。男性ライターが最後に一つと言って、もしあの時レイプ事件を起こさずにいた人生と今の人生、戻れるならどちらを選ぶかと訊くのだけど、そこで無音になり川の流れる音だけが聞こえて、そしてエンドロール。

途中キツイ場面もあったけど、観てよかった映画だった。エンドロールで流れた真木よう子さんの歌う幸先坂は、映画を観た後だと歌詞の凄さがよく分かって良かったなあ。林檎さんも映画を観てから作ったって言ってたし、なんだか色々となるほどなあと思ったよ。

久々に映画のレビューみたいなものを書いた気がする。疲れた。たぶんあんまり伝わってないと思うから興味ある人は観てみて。オススメの一本。


最後に一つ。
真木よう子さんの身体は綺麗。
以上です。

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先日、念願のベタくんを迎えました。名前は睦之介です。以後、お見知り置きを。

一昨日の話。
表の灯りが玄関の線入板ガラス越し微かに射し込む暗い廊下に出た。出た瞬間、腹のグンと重たくなるのを感じた。どんどんと音を立てて近寄ってくる動悸を少し意識しながらも、私は廊下の壁にピタリと顔身体を寄せ先ほどからある腹の重みに覚えた、懐かしさと淋しさに涙を堪えていた。身動きが取れずそのまま壁にくっ付いたまま暫らく、お便所へ行きたかったのだと我に返り立ち直ると、頬に壁紙の痕がついていて笑った。


暗い廊下の永遠と、射し込む灯りの虚弱さよ。

朝早く起きて昼寝や夕寝をしないで一日のミッションをクリアする、生活リズム建設に取り掛かっている。まだなかなかうまくいかないけど、うまく行った日は安心する。好きな時間帯は、朝起きて、おしりくんを取り替えてご飯を用意して食べさせつつ、睦にもご飯をあげる時。

睦之介は濃紺で、寡黙だけどよく食べる紳士である。


小さくていい、家庭菜園を作りたい。